私は静岡県に住む53歳の造園コンサルタントです。私の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。
賃貸マンションをお探しの方で決める基準として、何年に建てられた物件なのかなど築年数は、地震などの不安などから気になる方は多いようです。耐震基準という言葉を耳にされたことがあるかと思いますが、これは建築物や土木構造物を設計する際に、それらの構造物が最低限度の耐震能力を持っていることを保証し、建築を許可する基準のことを言います。日本国内の場合は、建築物には建築基準法や建築基準法施行令などによって定められた基準があります。また、原子力発電所などの重要構造物や道路や橋梁などの土木構造物にも基準が設けられております。1981年に建築基準法施行令が改正され、1995年に起こった阪神淡路大震災が発生した後にも改正されました。
2000年に建築基準法および同施行令改正がなされ、性能規定の概念が導入されて構造計算法として従来の許容応力度等計算に加え限界耐力算法が認められました。物件選びの際には築年数だけにこだわるのではなく、建築基準法施行令が改正された後に建築確認を受けているのかどうかも重要だと言われております。賃貸物件を選ぶ際は1981年以降に建てられた物件であるかどうかは1つの境となりますので、ぜひ築年数などをご参考にされて選ばれてください。中古で購入するですとか耐震について不安があるという方は、専門家に見てもらうとよいかもしれません。また耐震のことを考えると、やはり木造建築ではない方が安心度は高いと言えるかもしれません。