私は岡山県に住む60歳の内閣総理大臣です。私の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。
アパートとマンションに明確な定義はないのですが、アパートは木造や軽量鉄筋の建物で大体2階建てになっています。これに対してマンションは鉄骨や鉄筋コンクリートの建物になっていて、普通は3階建て以上になっています。マンションは大きな通りに面した場所に建てられていることが多いのですが、アパートは一戸建ての多い住宅地にも建てられています。騒音の少ない静かな環境を好む人にとっては好都合です。車の往来が少ないことから、一般的に周りの空気も住宅地のほうが汚れていません。残念ながら建物の名称からはどちらのタイプかは推測することしかできないことも珍しくありません。何々荘という名称はマンションにはつきませんが、何々ハイツなどという名前はどちらの場合にもありうる名前だからです。
明確な定義はないとはいえ、普通賃貸アパートとして分類される物件には、一戸建てやマンションにはない魅力があります。とにかく家賃が安いことが多いのです。同じ広さや似たような住宅設備が備え付けられている場合でも家賃は安いのが普通です。また、最近ではだんだん少なくなってきましたが、風呂なしトイレ共同といった住宅設備を最小限に抑えた物件もマンションではまずありません。そうした設備を省いた格安物件を借りることにすれば都心部でも家賃が2万円台の物件を探し出すことができます。さて、最近では地球温暖化の影響のせいか夏が非常に暑いことが多いのですが、暑い夏を凌ぐのには鉄筋コンクリートの建物よりも木造建築物のほうが向いています。アパートのほうが建物に蓄熱しないので涼しく夏を過ごせるわけです。