僕は佐賀県に住む62歳の臨床心理士です。僕の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。

賃貸マンションやアパートの場合、通常2年毎に更新の時期がやって来ます。法的には義務付けられていないものの、更新をする際には家賃一ヶ月分の更新料が発生したり、保証金が請求される場合があります。また、更新時や更新前に賃貸の住まいを退去する場合に注意しておく点がいくつかあります。その一つが管理会社もしくは大家への報告時期についてです。通常、報告は退去の1ヶ月前ですが、まれに2～3ヶ月前の報告を義務付けている場合もあります。更新時や退去時に慌てて確認するのではなく、事前に賃貸契約書を把握しておくことで手続きがスムーズに進みます。更に、退去時の敷金返金に際してもトラブルがないよう入居時の状態を記録しておくことも大切です。

転居先も賃貸の場合には、家具を運び入れる前に部屋の状態を確認し、壁や床などに傷や汚れ、破損が無いか調べておくことが大切です。更に電気系の配線や排水に問題はないか、インターフォンやエアコンの作動に問題はないか、などを早めに確認し、気になる箇所があれば直ぐに管理会社か大家へ連絡するようにしましょう。報告する必要がないような小さな傷や汚れであった場合には、日付入りの写真を撮っておくとよいでしょう。通常、退去時には住んでいる人の過失でできた傷や汚れは本人の負担になります。しかし入居前からあったものだという証拠があり、それが認められれば、余分な支払いは不要になります。敷金トラブルを避けるためにも、事前に賃貸契約書を通読し写真を撮っておくことをおすすめします。