僕は千葉県に住む40歳のソムリエールです。僕の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。
近年、マイホームを購入できるだけの経済力がありながら、あえて賃貸物件での生活を選ぶ人が増えてきています。その理由として、マイホームを購入するよりも賃貸での生活の方が自分たちにとってメリットがあると考えている人が増えてきている点が挙げられます。賃貸の大きなメリットとしては、ライフスタイルの変化に応じて柔軟に住む場所を変更できるという点が挙げられます。転勤や転職などによる職場の変更や子供の私立学校への進学、夫婦それぞれの親の介護の問題など、その時々の家庭の事情に応じて柔軟に住居を変更することが可能となります。この点において、マイホームの場合は、簡単に転売や転貸をすることが難しいというデメリットがあります。
また、東日本大震災や阪神大震災の例でも明らかなように、地震大国の日本ではいつ何時自分たちの住んでいる地域が大地震に見舞われるかわかりません。地震保険が普及しつつあるとはいっても必ずしも住宅再建に向けた十分な費用が得られるわけではなく、二重ローンで苦しんでいる人も少なくありません。一般の人にとってマイホームを購入するということは自分の資産においての不動産の比率が極めて高い傾向となるため、とてもリスクの高い投資をしていると考えることもできます。その点、賃貸物件であれば新たな物件に住み替えることが比較的容易にできるので、マイホームの場合と比べて経済的な損失はそれほど大きくないというメリットがあります。