賃貸住宅に住むメリット(岩手県/装丁家/70歳/女性)

私は岩手県に住む70歳の装丁家です。私の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。


長男が生まれて手狭になったマンションを売って以来、戸建ての賃貸を借りて住んでいます。現在住んでいるのは、一度引っ越して2軒めです。 最初に借りた一戸建ては、主人の勤務先まで電車に乗ってしまえば30分、という近さと、駐車場つき、幼稚園に通う長男を育てるのに申し分ない環境、というメリットを感じて選びました。 住んでみると、家の横がゴミ置き場になっており、朝早くからカラスの鳴く声で起こされます。駐車場もスライドドアの小型車がやっと置ける広さしかないため、自転車を置くのに苦労しました。また、裏の一人暮らしの年配女性が住むお宅のリビングに、我が家の台所の換気扇からにおいが行ってしまうという状況で、料理をする時間に気を遣いました。 二男が生まれることになり、家も手狭で車も大きくしたいということもあり、この辺りの環境は大変気に入っていたので、長男が転校しなくて住むように、同じ町で再び賃貸物件を探しました。 


 このように、賃貸のメリットは、家族構成の変化による部屋の数や、車の大きさで駐車場を選ぶことができる点、住んでみて初めて分る、ゴミ問題やご近所など、なかなか解決するのが難しい問題を 引っ越すことでクリアできる点だと思います。 さらに、経過年数によるお風呂の故障や水道の故障などは大家さんが修理してくれるなど、家の状態の維持にお金をかけなくてもすむ点もメリットです。 間には不動産屋さんが入っており、双方の意思を尊重しつつ、納得のいく解決をしてもらうことができます。 将来的には家を買うつもりで、一戸建てを勉強しようと一時的に借りた賃貸住宅でしたが、家の事情で住み替えることのできる自由さがあるというメリットを感じています。 あと数年で子供たちも巣立っていき、主人も定年を迎えます。 二人で次の人生を満喫できる、フットワークが軽くなるような便利な場所の賃貸住宅を借りることができればと思っています。