僕は沖縄県に住む40歳の海事代理士です。僕の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。

賃貸住宅の契約をする際、契約書、また同時に交付される重要事項説明書には、契約内容や物件概要が書かれています。これらは入居後のトラブル回避のためにも、一通りきちんと目を通しておくことが大切です。さて、ここではどのような点を主にチェックしていけばよいか、見ていきます。一つ目は、賃料改定についてです。契約更新時に、周辺の賃料相場と比較し必要があれば値上げできる、というような内容のものが多いようです。また、更新時に自動的に一定額の値上げがされる場合もありますので注意します。次に同居人の事項です。同居人の変更、追加には貸主への通知が必要な場合が多いです。結婚などを予定している場合は、よくチェックしておきます。

禁止事項は、ペット飼育、楽器演奏、深夜の騒音、危険物の持ち込みなどが例として挙げられます。これが守られない場合は、貸主から契約解除される場合がありますので、確認したうえでしっかり守りましょう。原状回復義務を負わされる損傷の範囲がどこまでか、の事項も重要です。一般的に借主の故意過失以外の、通常の使用の範囲内で、また日照などの自然現象でできた損傷は、貸主の負担となります。特約でこれらの範囲が変わることがありますので、敷金返還のトラブルを避けるためにもよく見ておきます。中途解約の事項は、いつまでに解約通知書を提出したらよいかを中心にチェックします。これらの事項を確認したうえで、疑問や不明確な点があれば、貸主に相談しましょう。