私は鳥取県に住む63歳の指揮者です。私の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。
賃貸住宅の家賃が高かったり安かったりするのには、それなりの理由があります。都心部で非常に家賃が安いと、幽霊がいるのではないかなどと心配されることもありますが、なぜ安くなっているのかを考えると余計な心配をせずに済みます。まず、一番わかりやすい条件は立地です。一般的に言って、都心部の便利な場所は高く、郊外の少し不便な場所は安くなります。同様の理由で、駅から近いほど高くなります。駅と駅の間にあり、どの路線からも遠いような場所にある物件は安いことが多いのです。次にわかりやすいのが、広さです。広くて複数の部屋がある物件は高くなります。反対にワンルームなどは安いことがほとんどです。少し分かりにくいのが、築年数です。
よく手入れされていれば、一見すると新しいように見えることもあるからです。物件紹介欄に築年数が記載されているはずですから、それを見ると大体古ければ安く、新しければ高い傾向にあることが分かります。最後に時として分かりにくいことがあるのが、建物の造りです。一番安いのは木造で、軽量鉄筋などは次に安い部類になります。一番家賃が高いのは鉄骨や鉄筋コンクリートの物件ですが、これらは丈夫であるばかりか防音性にも優れていることが多いというメリットがあります。最後に、最近ではあまり見かけなくなってきましたが、トイレ共同や風呂なし物件というのは、物件が古く手狭なことが多いということもあって家賃は格安になっています。