賃貸契約における保証金とは何か(富山県/ディスクジョッキー/39歳/女性)

私は富山県に住む39歳のディスクジョッキーです。私の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。


賃貸物件の保証金というものをご存知でしょうか。これは、住んでいる地域によって、知っている人もいれば、全く初耳という人もいます。保証金というのは、敷金と同じように、入居時に預かるお金のことで、京都、滋賀以外の関西地方や、九州地方の一部ではごく一般的な方法です。家賃滞納時の場合の補填や、退去時に、借り主の故意、または不注意による破損などの現状回復に使われるという点では敷金と似ています。敷金と違うのは、退去時に返してもらえる金額もまた決まっていることで、たとえば保証金が30万で、敷引きが10万といった具合になります。この場合、入居時に30万円を支払い、退去時には10万円が確実に戻ってくるということになります。


ただし、クリーニング料などは別途請求されることもあります。後々そのことがトラブルになったりしないように、賃貸契約の際に、大家さんや管理会社によく確認しておくのがいいでしょう。一般に保証金は、退去時の敷引きを別にして、借り主に戻されることはありません。この点では、敷金というよりはむしろ礼金と似ています。これはよほどのことでない限り、法的にも認められています。また、保証金と敷引きのある地域では、礼金というのは特に設けられていません。それから賃貸物件の契約更新の場合には、通常は更新料として、ひと月分の家賃に相当する金額を支払うことになりますが、この補償金を設けている場合は原則として、更新料を払わずに更新することが可能です。