私は徳島県に住む45歳の放射線技師です。私の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。

賃貸物件には、契約更新の際の更新料というものがあります。多少見落とされがちなことなのですが、契約時の賃貸借契約書にその旨が記載されていることが多く、この書類に署名捺印した時点で、自動的に合意したことになります。首都圏や関西、特に首都圏では、かなり前から慣習的に行われている地域もあります。この場合、更新の時期が来ると契約の更新が行われ、その時に、通常家賃1か月分の更新料を払うことになります。更新時期は大抵2年に1度であることが多いです。また、この時に家賃が若干上がるケースも多く、この時期を目途に転居をする人もいます。くれぐれも、契約時に書類にしっかり目を通しておき、そんなこと知らなかったなどと言うことのないようにしておきましょう。

更新料以外にも、更新事務手数料というものもあります。これは契約の更新手続きにかかる費用で、更新料から差し引かれるのが普通です。また、日割りにすることは不可能ですので、契約期間更新の直後に転居が決まった場合、たとえば更新から10日後に退去しなければならなくなったような場合でも、ひと月分の額を支払う必要がありますが、腑に落ちない場合は大家さんに相談することができます。最近では、物件によって更新料がかからないものもあります。たとえば都市公団であるとか、住宅金融公庫融資物件などは必要がありません。ただしこの場合、特に後者の場合は単身者向けのワンルームが少ないため、一人暮らしをしたい人にとっては、希望する物件がやや限られる傾向があります。