僕は大阪府に住む36歳のアクチュアリーです。僕の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。
賃貸契約の初期費用で保証金があります。敷金や礼金であれば聞きなれている方もいますが、このお金は敷金と同じ意味のお金になります。地域によって呼び方が違うだけであり、おもに関西地方や中国地方、九州地方のなどの一部では初期費用としてこのお金がかかります。そのため、これらの地方で賃貸物件を探す時に、物件情報を見た時に保証金という表現がありましたら、敷金と同じであると捉えて問題はないです。具体的には、入居期間中に、月末までの家賃の支払いがなく家賃の滞納をしてしまった場合ですが、その未払いの家賃の補てんに使われたり故意や過失によって部屋に元々ついている設備を損傷してしまった場合などの修繕費用に使われるお金になります。
保証金は、退去をする時に返還されるお金です。これは敷金と同様です。しかし、注意しなければならないのは敷引きです。物件情報には、保証金6カ月分敷引き3カ月分などと掲載されている場合です。敷引きは解約引きとも呼ばれています。家賃が6万円であれば、初期用として6カ月分の36万円を支払います。そして敷引きが3ヶ月であればそこから家賃3カ月分の18万円が退去のときに差し引かれて返還されます。保証金は、原状回復に使われる費用ですのでその原状回復にかかった費用が使われて残額が返還されますが、敷引きという契約になっている場合は、原状回復の費用があまりかからなかったとしても、敷引きで定められている月分の料金が引かれることとなります。