僕は新潟県に住む73歳のゲームクリエイターです。僕の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。
賃貸物件の契約時に敷金を支払った経験のある人は多いかと思います。その敷金、実は返還されるべきお金であることはご存知でしょうか。正確には、敷金から原状回復に必要な修繕費用を除いた金額が返還されるのですが、あることに気を付けるだけで、修繕費用を減少させることができるかもしれないのです。新しい物件を見つけ、荷物をまとめ、いざ今の物件から退去するその前に、知っておくべき事。それはずばり、掃除です。「日頃から掃除はしてるし、退去前にだってもちろんするよ」と思われる方もいるかもしれません。退去前の掃除、これがミソで、実は意外と侮れないのです。返還される敷金が大きく変わる可能性がある掃除。退去前に知っておくと役に立つかもしれません。
入居者負担になる修繕費用については、「故意による傷や汚れ・破損等」と定められており、日頃からこまめに掃除をし、普通に生活していれば問題ないことが分かります。しかし見落としがちなのが「水回りの汚れ」です。過度な油汚れや水垢、カビなどは、程度によっては入居者の手入れ不足と見なされ、入居者負担となる場合があります。頑固にこびり付いた後では簡単に落とすのは難しいので、引越しが決まった時点ですぐに対策を練るようにしましょう。この程度ならいいかと決めつけてしまうのはよくありません。また、掃除はすればOKと言う物でもありません。築年数の経った賃貸物件等の場合、一部だけ壁や畳を拭いてしまうと、他の場所との色や質の違いが歴然としてしまい、張り替え費用として請求されてしまう事例もあるので注意が必要です。事前にしっかりと知識を付けておけば、後で泣き寝入りしてしまうようなトラブルを回避することができるのです。