賃貸物件における仲介手数料の仕組み(岩手県/行政書士/55歳/女性)

私は岩手県に住む55歳の行政書士です。私の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。


仲介手数料とはマンションや一軒家などの不動産賃貸の際に、不動産業者側に支払う成功報酬の事を指す。もちろん賃貸契約が成立しなければ不動産業者は報酬を受け取る事は出来ない。仲介手数料の相場は様々であるが、宅建業法で上限が決められている。本来は相互の話し合いで決定するが、多くの不動産業者は上限金額いっぱいに設定している。賃貸の場合は一カ月分の家賃相当の手数料が発生する。これを貸主と借主が折半するのだが、現状は借主が全額支払うケースとなっている。契約が成立すると不動産業者が契約書を提示してくる。そこに金額が記載されているので良く確認が必要だ。手数料を支払うタイミングとしては、契約が成立した際に支払う形となっている。


仲介手数料を安くするよう不動産業者と交渉する事は可能なのだろうか。価格競争の激しい時代、不動産業者にも変化が見られている。従来の折込チラシでの宣伝は多額の費用がかかった。しかしインターネット広告にする事で広告費を抑えて宣伝する事が可能となった。このような企業努力の結果、最近では仲介手数料を割引いたり無料にする不動産業者も出てきている。気になる物件があったら、その物件を扱っている複数の不動産業者に問い合わせるのも良い。手数料の設定金額が業者によって違う場合があるからだ。仲介手数料の負担が軽くなるのは、借主にとって非常にありがたい。しかし、中には悪徳業者も存在するので安さだけに惹かれるのは注意が必要だ。信頼できる不動産業者を見つける事が重要である。