賃貸物件のちょうどよい間取り(岩手県/環境デザイナー/18歳/男性)

僕は岩手県に住む18歳の環境デザイナーです。僕の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。


賃貸物件を探すときの条件の人が間取りです。単身者向けのワンルームマンションや1Kのアパートというシンプルなものから6LDKなどの世帯向けのものまでさまざまです。間取りが多くなればなるほど家賃も高くなります。また、バブル時代に流行ったロフトタイプの単身者向けマンションという特殊なものもあります。高めの天井で屋根裏部屋のようなスペースを設けたもので、収納スペースや寝室に活用できる特殊な空間です。90年代のトレンディードラマなどに登場人物の自宅として登場することもありました。当時の言葉で「ナウイ、部屋だね」として若者に人気がありました。世帯向けの賃貸物件では、居間、台所、寝室が区切られた最低でも1LDK以上の間取りが必要だとされています。


単身者も、台所と寝室が仕切られた1K以上の間取りが最適とされていましたが、台所スペースがコンパクトになったワンルームマンションへと変遷しています。さらに今はやりの次世代型の賃貸といえるシェアハウスでは、台所、居間、風呂やトイレなどを供用スペースとして、居室のみを唯一のプライベート空間としたものです。シェアハウスは、さらに一部屋を複数の居住区分に分けてプライベート空間をよりコンパクトにしたものがあります。まるでカプセルホテルのような狭小シェアハウスが東京・首都圏で無数に設立されています。これは、従来の「間取り」という概念を大きく逸脱した存在のように思えますが、非正規雇用で不安定な若者の収入で支払える適正な家賃ではこれが最適といわれています。