賃貸物件の初期費用について(福島県/ストリートミュージシャン/18歳/男性)

僕は福島県に住む18歳のストリートミュージシャンです。僕の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。


ここ数年、初期費用ゼロを謳い文句にした賃貸物件を見かけることが増えてきました。厳密に言うと、全く初期費用がかからないわけではないようですが、契約時にかかる初期費用の大半を占める、敷金や礼金をゼロ円にしているケースが多いです。一般的に、敷金と礼金を合わせて家賃相当額の3~5ヶ月分となっているケースが多いですから、その部分がゼロ円になる魅力は大きいと言うことができます。最近は、いつまで経っても借り手がつかずに空室のままになっている賃貸物件が増加してきていますので、初期費用を無料にしてでも貸したいと考える物件オーナーが増加しています。誰も借り手がつかなくても、固定資産税などの維持管理費がかかりますので、借り手がついた方が結局は得になります。


ただし、本当に賃貸物件を利用するコストの節約を希望しているのであれば、表面的な初期費用ゼロ円だけに惑わされてしまってはいけません。本当にお得になっている物件もあれば、敷金や礼金を無料にした分を賃料に上乗せしているような物件もあります。最初に支払う費用を安く抑えることができたとしても、毎月の家賃が高くなっているのでは意味がありません。なので、そのあたりについても十分に検討してみる必要があります。また、敷金がゼロ円になっている物件の場合、ほぼ確実に保証会社と保証契約を結ぶことが強制されるようになっていますので、かなりまとまった費用がかかります。一般的に、保証料は家賃相当額の25~30%と言われていますので、かえって損してしまう可能性もあります。ですので、かかる費用全体に目を配ることが大切になります。