賃貸物件の築年数について(京都府/能楽師/19歳/男性)

僕は京都府に住む19歳の能楽師です。僕の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。


賃貸物件は年月を経るごとに太陽光線の紫外線を受けたり、風雨に晒され続けたりして劣化してゆくものです。借りる側としては新築に近いほど新鮮味があり遠慮なく人も呼べ落ち着きもできます。平均すると築10年から15年にかけてマンションなどの資産価値は落ちて来てその分価格も下落するといわれています。問題は物件のメンテナンスに気を付けて、外壁などにクラックが入ったりして目だった状態を発見したらすぐに補修などの手を打って行くことがポイントになります。退去者が出た場合には内部を点検し、設備機器関係も取り替えるべき時期と判断した場合には取り替えてリフォームも行うこともあります。住宅の場合耐用年数は20年とか25年とか言われてはいますが実際にはもっと長いものになります。


耐用年数は統計上の数字であって朽ちてしまったものを取り壊したわけでもなく実情を表すものではないからです。1981年の耐震基準が改正されて新基準となりましたが、それ以前に建てられた物件は、リフォームの折に耐震診断を受けて、もし基準を満たさない場合には補強するなりの方法を取るほうが安心です。賃貸物件はいわば運命共同体であり、危険であれば妥協は許されないものになります。そしてこれらの処置を行ったのであれば築年数にはあまり拘らなくても良いと思われます。築年数は数値のイメージで判断しがちですが、まずリフォーム等を行うと丈夫にもなるし、経済的には資産価値も高まるものです。又、駐車場や駐輪場などが整理されているとまず全般的に注意が行き届いていると判断しても良いと思われます。