賃貸物件の退去時に敷金を返還してもらう(山梨県/歌手/41歳/男性)

僕は山梨県に住む41歳の歌手です。僕の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。


賃貸物件を契約する際の初期費用に、敷金というものがあります。地域によっては、保証金と呼ぶところもあります。敷金とは、家賃を滞納した時の為に預けておくお金、また退去する際に修繕費用が足りない場合に修繕費用として賄う為に預けておくお金のことをいいます。物件や居住地域ににもよりますが、一般的には家賃の1~4ヶ月分の金額が相場となっています。ペット可の物件の場合は、更に1~2ヶ月分上乗せされる物件もあります。そして退去する際に、家賃の滞納が無く修繕費用がかからないのであれば、借主に返還されるお金です。何も知らないと、退去する時に本来借主に返還されるはずの敷金が返還されないことがありますので、借主はある程度の知識が必要です。 


敷金に充てられるのは滞納した家賃、汚してしまった畳や壁紙等です。退去する時に丁寧に掃除をしてあれば、ハウスクリーニング料金としては充てられません。また、畳や壁の日焼け・テレビや冷蔵庫の背面焼け・生活必需品を設置してできたへこみも支払う必要はありません。ただ、タバコのヤニ汚れやニオイ・釘等の穴・飲み物等をこぼしたことによるシミや汚れ等は借主の負担で修繕しなければなりません。最近では、壁やフローリングの補修キットがホームセンター等で販売されていて、使い方も簡単なのでそういったもので自分で補修するのも一つの方法です。敷金をなるべく満額に近い金額で返還してもらいたいのであれば、普段からマメに掃除をして入居時からあった傷等は写真に残しておき、傷をつけないように気をつけ、自分で直せるところは直すことです。