僕は高知県に住む61歳のインテリアコーディネーターです。僕の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。
今やネットでも雑誌でも部屋を探すときには必ず間取りをチェックできるようになった。一人なのか、ファミリーなのかによって目的が違ってくるだろうが間取り図というものは眺めているだけでもそれなりに住んだときのイメージを描く助けになって、部屋選びの楽しみの一つのツールでもある。ただ図面がない場合でも想像ができるように間取りの文字表記について正確な知識を持っておいたほうがいい。まず普通賃貸では「1K」や「2LDK」など表記されているが案外始めて部屋を探すときにはイメージがつきにくいかもしれない。最初についている数字は部屋数であるが、これは自由に使える部屋のことでキッチンや風呂トイレなどはこの部屋数に含まれない。
必ず部屋に装備されているのは「K」と表記されるキッチンである。キッチンの基本的な設備はコンロ置き場もしくは備え付けのコンロ、水道とその下にあるシンクは間違いなく備えてある。それに付随して収納がどの程度あるかだが、シンクの上下にあるのが普通だが上が換気扇下に排水の設備と収納が考えにくいところもあるので注意が必要だ。次に「L」と「D」リビングとダイニング、「くつろぐところ」と「食事をするところ」というイメージだがそれぞれのライフスタイルによっては別に本来の目的で使われていないところも多いようだ。部屋数にプラスして考えてもいいのではないかと思う。あと収納スペースの確認は大事なところである。同じ広さの部屋でも収納があるかないかでは使い勝手にずいぶんな差が出てくる。なお収納については部屋だけでなくキッチンバストイレも要確認だ。