賃貸物件契約時の初期費用について(徳島県/コック/65歳/女性)

私は徳島県に住む65歳のコックです。私の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。


賃貸マンションや賃貸アパートを借りるにあたっては、初期費用として様々な費用がかかります。ここではその諸費用の内容とおよそ金額の目安を紹介します。まず代表的なのが、敷金・礼金です。敷金は部屋を借りる時の保証金のようなものです。退居時に部屋の修繕が必要な場合、敷金からその修繕費が差し引かれます。そのため部屋をきれいに使っていた場合は戻ってくる可能性もあるお金です。一方礼金は、部屋を借りる時の大家さんに払うお礼金です。どちらも家賃の何か月分といったかたちで請求されますが、古い物件だと1ヶ月・1ヶ月分(時には礼金ゼロもあります)、人気の築浅物件だと3ヶ月・3ヶ月分くらいかかります。次に仲介手数料です。これは部屋を紹介してくれた仲介業者へ支払うものです。家賃1ヶ月分が多いですが、ゼロや半額に設定している場合もあります。


家賃は前払い制のため、契約時に翌月の家賃を支払う必要があります。これは前家賃といいます。1ヶ月分必要です。さらに火災保険も必要です。相場は1万5千円から2万円です。初期費用を安く抑えたい場合はもっと安いプランはないか確認するといいでしょう。その他に、物件によってはクリーニング費用・消毒費用・鍵交換費用が請求されることがあります。物件によって幅は大きいですが、かかる場合はそれぞれ数万円ずつ請求されるものです。以上のように賃貸物件の契約時には様々な費用がかかり、その額は安くても家賃の約3倍、人気物件だと7倍以上にもなります。交渉次第では大幅にカットできる場合もあり、また最近では初期費用を限りなくゼロに抑えたプランも出ています。きっちり予算の予定を立て、じっくり検討・交渉することが賢い物件選びかもしれません。