私は福島県に住む55歳の柔道整復師です。私の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。

賃貸物件を退去する流れは、次のとおりです。まずは、賃貸契約解除の意思表示が必要です。解約の申し入れには、電話連絡や口頭ではなく、必ず文書（解約通知）でその意思表示をしましょう。多くの場合、契約を交わした時に契約書などとあわせて解約通知を受け取っていることが多いので、住所氏名や引越しの予定日などを記入し、管理会社または大家に提出します。また、賃貸借契約上では、ほとんどのケースで賃借人側から解除の申し入れをする場合、退去の1ヶ月前までに知らせることが規定されていますので、解除の意思表示をした日から1ヶ月分の家賃は支払うことになります。新居への引越しや転勤などで、退去が決まったら速やかに管理会社か大家に連絡をしましょう。

引越し当日になると、管理会社や大家が立ち会いに来て、部屋の状態をチェックします。経年劣化といって、普通に暮らしていたら起こるであろう変化は、賃借人が直したり弁償したり費用を負担することは求められません。しかし、賃借人の不注意に起因する劣化や故障は、費用を負担しなければならない可能性があります。例えば、誤って窓ガラスを破損させてしまっていたり、水漏れに気づいていながらも放置した結果床や壁が腐敗していたりするケースです。もし、契約時に敷金を預けていたら敷金から相殺されることもありますし、敷金が足りなければ新たに費用を徴収されることもあります。返還される敷金や火災保険などの返戻金があれば、後から指定した口座に振り込まれることが多いです。最後に、鍵は必ず全て返却しましょう。