僕は北海道に住む70歳のマタギです。僕の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。

賃貸物件を退去するときには、あとでトラブルのもとにならないように部屋のクリーニング代や修繕費用の内訳を記載した明細書を必ずもらうようにしましょう。現在では、敷金は部屋のクリーニング代および修繕費用を差し引いた額が返還されるのが一般的となっています。部屋のクリーニング代や修繕費の内訳を記した明細があれば、万が一その額が自分の納得のいかないものであった場合、これを根拠に費用の内訳がおかしいと主張することができます。知らない間に自分が払わなくともよい修繕費なども負担させられていた、ということにならないよう、不動産会社には必ず明細を作ってもらいましょう。送ってもらえないときは、必ず問い合わせてみるようにしましょう。

退去のときの立会いのときに、修繕費やクリーニング代がいくらになるのか教えてくれる不動産会社もありますが、こういった会社の場合でも口頭で説明を受けただけで満足せず、必ず明細書をもらうようにしましょう。きちんと書面で内容を確認しておかないと、本来は部屋の借主が負担する必要のないはずの畳の交換費用まで負担させられていた、ということになってしまいます。口頭だけの説明では、あとで言った、言わない、というトラブルに発展してしまうことがあります。また、敷金をめぐるトラブルを避けるためには、部屋の原状回復の費用について、どんなケースが借主の負担となり、どのようなケースが大家の負担となるのか、あらかじめその基準をインターネットなどで調べておくとよいでしょう。