僕は長野県に住む32歳の官房長官です。僕の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。
賃貸物件を探す際、通勤時間を重視する人は少なくありません。通勤時間が短ければ短いほど、通勤は楽になるのですから当たり前のことです。ですが近年、「近いほうが良い」という傾向が崩れはじめているのです。その物件を購入するならば、通勤時間よりも価格が優先ということは今までも少なくありませんでした。通勤に1時間程度なら、問題なく購入を決めるという人は多いとのデータも出ているのです。中には3時間までなら通勤可能として購入を決断する人もいます。ですが賃貸となると、通勤時間は15分以内という場所を求める傾向が非常に強かったのです。家賃や交通手段などの関係上、15分以内は厳しいという状況だった場合などでも、長くても30分以内を希望するというデータも出ています。
こうした傾向にあったものが、近年では逆に通勤に時間がかかる場所をわざわざ選ぶという傾向に変わってきているのです。これは、会社とプライペートは完全に分けたいという時代の流れが反映されていると言われています。とあるアンケートでは、「会社が近いと急な呼び出しや休日出勤を頼まれやすく、家に帰っても会社に拘束されているように感じる」と答えた人が少なくなかったのです。また、「会社から遠い方が、会社の飲み会などを断る口実にできる」という答えもありました。交通の便が発達したこともあり、多少遠くても通勤には何の支障もないことも、この傾向に拍車をかける要因の1つになっているのです。こうした傾向は、20代を中心に広がりをみせています。